日本古代の葬送儀礼

日本古代の葬送儀礼を推測する手掛かりが「古事記」(712年)にあります。天若日子の葬儀の様子として次のように書かれています。

すなわちそこに喪屋を作りて,河雁(かわかり)を岐佐理持(きさりもち)とし、鷺(さぎ)を掃持(掃除係)とし、翠鳥(かわせみ)を御食人とし、雀を碓女(米をつく女)とし、雉(きじ)を哭女(泣き女)とし、かく行い定めて、日八日夜八夜を遊びき。

※「喪屋」とは遺体を安置しておく小屋のようなもの。

※「岐佐理持」は、旗をもつ役、「掃持(持箒者)」は喪屋を掃除する箒をもつ役、「御食人」は死者に食事を供する役。

※「碓女」は死者の膳に供する米をつく役、「哭女」(哭者)」は泣き女のこと。悲観を表現して泣く役。

※「遊ぶ」は歌ったり踊ったりすること。

人が死んでもすぐに埋葬したりせず、長い間(長い場合は白骨化に至るまで)死者の鎮魂をしていたことがわかります。これは「殯」(もがり)と言われる霊を慰める儀礼でした。

 

『常陸風土記』(718年)の逸文には黒坂命の葬儀についての記述があります。

黒坂命の輪轜車、黒前之山より発ちて、日高見之国に至る。葬の具儀、赤旗青幡まじりひるがへりて、雲の飛び虹の張るがごとく、野をてらし路を輝せり。

これは葬列が行われた記録として読むことができます。現代でも葬列が行われてる地域がありますが、葬列の歴史は古代にまで遡ることができそうです。

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祭壇は必要なのか?

先日、事前相談を受けるなかで、「祭壇を無しにすることは可能なのでしょうか?」
とのご質問を受けました。

お寺様を呼ばずに、火葬だけの式ということでしたら祭壇を設置することはないのですが、
今回のご相談の内容は、一日葬ではありますが、お寺様にも来ていただき、しっかりと
式として、執り行いたいというものでしたので祭壇は必要となります。
そもそも、なぜ祭壇は必要なのでしょうか?
祭壇を設置する意味とは何なのでしょうか?

現代の葬儀に使われている葬儀の道具は、そのほとんどが土葬の時代に葬列を組んでお墓まで歩いていた時に使われていた道具を代用しているものが多いです。

 

白木祭壇は、土葬の時に白木で作った輿にお棺を入れて墓地まで運んでいたのですが、この輿の部分が現代では白木祭壇に代用されているのです。

おそらく、当時のお寺様は輿に入ったお棺を前にお経を唱え、儀式が終わると係の方が輿を担ぎ墓地まで向かうという流れだったのでしょう。
現在では輿の部分が上部に祀られ、段になっており、そこにお遺影写真を飾ったり、
六灯篭を設置したり、お供物を供えたりとなっています。
本尊を置くのも祭壇になります。
イメージでは、当時葬列を組んで墓地まで歩いていた時の道具をまとめたものが白木祭壇といったところでしょうか。
しかし、近年ではその意味合いよりも、お遺影写真の周りをどの様に飾るかの意味合いが
強くなってきているような気がします。
その傾向が、花祭壇になります。
意味の解らない、使いまわしの白木祭壇よりも、見た目も華やかで綺麗な、その時
一度きりのお花の祭壇のニーズが高くなってきております。

例えば、祭壇を飾らずにお遺影写真やお供物をただ置くだけでお葬式をすることは出来なくもないですが、やはり寂しい印象になってしまうのではないでしょうか。

 

必要以上の費用をかけるまではしなくとも、ご予算の範囲内での飾りつけは必要なのかもしれません。

祭壇の意味と必要性…皆様はどの様なお考えになりますでしょうか?
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